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ワイナリー情報

レオン・ベイエ(アルザス)

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アルザスワイン発祥の地、エギスハイムで1580年からワイン造りを続けるベイエ家。1867年にエミール・ベイエが創立した「メゾン・ド・ヴァン・ダルザス」は、1959年に11代目当主レオン・シニアに手綱が渡されて「レオン・ベイエ社」となりました。現在では、12代目当主レオン・ベイエを経て13代目にあたるマルク・ベイエがメゾンを運営します。
エギスハイムとその周辺の最高の丘で栽培したブドウを使って造る、一流のアルザスワイン。レオン・ベイエ社のブランドイメージは徐々に世界的な評判を呼ぶようになり、今ではフランス、ヨーロッパ、そして世界の最高級レストランのワインリストにその名を載せます。

収穫したブドウを心を込めて届けるのは、品質の良さで評判のある、地元でも最高の栽培農家たちです。レオン・ベイエ社に運ばれたブドウは、圧搾・醸造され、最高の状態で熟成されます。

愛情と手間をかけて行われる醸造は、この地方の由緒ある伝統と最新の技術の結晶。この醸造法で誕生したアルザスワインが、選り抜きの顧客や鑑定家を満足させています。それは生き生きとしてエレガントな辛口高級白ワインです。

アルザス地方の特徴が現れた、伝統的で信望のあるレオン・ベイエ社の高級アルザスワインの約70%は海外に輸出され、偉大なアルザスの白を愛する人たちに喜ばれています。

英国の有名なワイン専門家、ヒュー・ジョンソンはレオン・ベイエ社のワインを、「ベイエのワインがもっとも男らしかった。ワインには骨格と奥行きがあり、ドライでしっかりしている。そのスタイルには伝統的な点も見られた」と評しました。
品質の良さは世界中に知られ、ほとんどすべての三ツ星レストランのワインリストや世界最高の素晴らしい食卓において、レオン・ベイエ社のワインを見ることができます。美食家でガストロノミーへの情熱を持ったレオン・ベイエは、フランス、ヨーロッパ、そして世界を旅して、高級レストランや一流の食卓を訪ねて周りました。著名なシェフをはじめとする友人となったすべての人々は、彼をフランスガストロノミーの偉大な権威とみなしています。

「クレベール・コロンブ・ガイド」の創設者であるグルメ編集者シモン・アルベローは、1960年には彼の美食傾向について早々と取り上げています。 「お祭りムードのエギスハイムでは、若き市長を祝して、リースリング、シルヴァネール、ゲヴュルツトラミネールのコルク栓が飛び交っていた。市長とはアルザスの偉大なワイン醸造業者であり、私たちの友人であるレオン・ベイエ。その名は、パリやフランス、いや世界のグルメイベントで知られている。『プロスペール・モンターニュ・ディナー』、『レゼカイエ・コンクール』、『甲殻類テイスティング』、『海と庭の共演』などのイベントは、もはやアルザスの高名な名前の付いた首の長いボトル抜きではあり得ないのだ」

レオン・ベイエは以下の名誉職に就いており、アルザスを代表する一人であることを誇りに思っています。
・グルメアカデミー会員
・国際ワインアカデミー会員
・プロスペール・モンターニュ・クラブ副会長
・1983年度ワイン業界名士

息子のマルク・ベイエも同様の価値観を持ち、ニューヨークの自由の女神100年記念では、グルメイベントの指揮を任されました。自由の女神はアルザス地方コルマール出身の彫刻家、バルトルディによるもので、これはアメリカにおいて、アルザスが手掛けたもっとも重要なフランス系イベントとなりました。マルクは「フランスの味」友好協会事務局の創設者であり、現在もメンバーです。そして、1996年からは「コルマール国際グルメフェスティバル」の代表も務めています。

レオン・ベイエ社は、次のようなモットーを掲げています。

「ガストロノミーとアルザスワインを追求し続け、
優れたワインを世界中に広める。
そしてレオン・ベイエのワインの威信を、後世に伝えていく」

◆ベイエ社のブドウ畑について
エギスハイムのランドマークは、エギスハイムからフスレンにかけて数キロ先からでも見える「トロワ・シャトー(3つの城)」です。ヴェックムント城、ヴァレンブルグ城、ダグスブルク城が、木の生い茂る山頂に堂々とそびえています。
目を見張るほどにワインの生産が盛んなエギスハイムは、同心円状に形成された街で、3つの古代の城壁に沿って道が弧を描いています。城を中心とした街の歴史は古く、1049年にローマ教皇レオン4世に即位したブルーノ・エギスハイムを生んだ、ダボ=エギスハイム家発祥の地です。エギスハイム伯爵の街は13世紀にストラスブール司教の手に渡り、以来、周りでは常にブドウの木が生い茂るようになりました。現在でも、マルバッハ(オーストリアの街)のアウグスティン修道会、エベルスマンステ(アルザス地方の街)のベネディクト修道会、パリのシトー修道会、そしてコルマール(アルザス地方の街)のドミニコ修道会の建造物が残っています。
今日ではブドウ畑は300ヘクタールを超え、アルザスの中で最も広大な産地の一つとなりました。街を越えて広範囲に広がる畑は、独立したワイナリーや偏在するエギスハイム・ワイン協同組合が所有します。そこには「アイクベルク」と「フェルシグベルグ」の2つのグランクリュ畑が含まれ、アルザスワインの新酒発表は、毎年3月の終わりにエギスハイムで最初に行われます。

◆レオン・ベイエ社

村から少し離れた交差点にレオン・ベイエ社はあり、昔ながらの伝統を重んじながら、静かに偉大なアルザスワインを造っています。1580年にベイエ家がワインを造り始めて以来、一族はエギスハイムと歴史を共有してきました。エミール・ベイエが1867年に会社を設立したのは街の中心でしたが、第一次世界大戦の終わりに、城壁の外の馬宿に移転しました。

その後、レオン・ベイエ(シニア)が経営を手掛け、1959年には市長でもあった同じ名前の息子に引き継がれて成功を収めました。グルメに精通したエレガントで気さくなレオン・ベイエ2世は、その息子マルクの力を借りながら、威厳ある美食のオーラを創造することで、他ワイナリーとの差別化を図っています。

フランスの三ツ星レストランのほとんどにワインを供給するほど、グルメレストラン界のスペシャリストとなったレオン・ベイエ。今日では輸出にも注目し、生産の70%を輸出しています。

エギスハイムとその近郊には、グランクリュである「アイクベルク」と「フェルシグベルグ」を中心とする約20ヘクタールのブドウ畑がありますが、特権を与えられたネゴシアンとしてはブランド名を尊重し、ラベルには畑の名前を記載していません。にもかかわらず、この土地の典型的なテロワールである粘土質石灰岩の特徴が表れたワインは、特級クラスであると容易に理解されています。その他にも、約50ヘクタール相当のブドウを使ってその他のワインを造っています。

決して変わらないラベルが古くからのワイン造りを示すレオン・ベイエ社のアルザスワイン。果実味豊かで独特の風味を持った辛口ワインをすべての美食にささげます。エレガントではつらつとした酸の特徴が表れたワインは、あらゆる素晴らしい食卓に添えることができます。

◆ベイエ社の熟成カーヴ

世界中の愛好家に認められるワインの基準を築いたベイエ社は、決して変わらないことを望みます。絶対無くならないようにと願う村の博物館のような、欠かすことの出来ないアルザス遺産の一部。それがベイエ社です。